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都営長房南団地 (2008年12月現在、現存)

訪問/撮影日 1999年9月24日〜27日頃

昭和40年代に建てられた長房団地の中では北団地と並びもっとも高層の5階建てがメイン。
古いけれど、コチラの情報によると立て替えの予定はないらしい。

竣工  昭和42(1967)年〜49(1974)年(北団地ならびに南団地


都営長房南団地

戦前・昭和7年ごろ発行の地図で見る長房団地の周辺
(昭和7年発行 東京府・八王子 大日本帝國陸地測量部 二万五千分一 地形図 八王子近傍9号)
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まだ京王線はこの地域に開通していない。長房周辺は「三軒在家(さんげんざいか)」となっているが、昔は家が三軒くらいしか建っていないような場所を三軒在家とか二軒在家 と呼んだらしく、全国的にこの名前の地区があった(近くの「三軒在家稲荷神社」はその名残と思われる)。
高尾駅はまだ浅川駅という名前で、「あさかは」と表記されている。中央本線の上には、1929年から1939年まで創業していた路面線路(武蔵中央電気軌道株式会社による市内電車)の路線を確認できる(撤去されて現存しない)。

昭和49年(1974年)頃の航空写真で見る長房団地の周辺。区域ごとに色分けしてみた。
引用元:国土情報システム
参考:1979(昭和54)年の長房団地周辺の航空写真


昭和49年(1974年)頃の長房団地の航空写真(区域別に色分け)

▼上と同じ昭和49(1974)年の航空写真上に京王・御陵線が走っていたと思われるところをピンクの線でなぞってみた。※左側の長方形のピンクのポイントが多摩御陵前駅で、右側の長方形のピンクが武蔵横山駅と思われるところ(微妙に場所は違っているかも)。ちょうど長房南団地の敷地内を横切る感じで揺く左折している。真ん中に見える四角い敷地は遺跡公園。引用元:航空写真国土情報システム発行 昭和49年(1974年)CKT-74-16 昭和49年度 八王子 1/8000 C33

路面鉄道(武蔵中央電気鉄道)

住所 東京都八王子市長房町
名称 都営長房南団地(ながふさみなみだんち)
概要 京王・御陵線の敷地の跡に建てられた団地。かつての線路跡の影響により団地の配置が少しよれている。
歴史 竣工以前の周辺一帯の歴史については「都営長房団地・低層テラスハウス(解体)」を参照。
竣工 昭和42(1967)年〜49(1974)年(北団地ならびに南団地

北団地ならびに南団地そして第二団地の完成年は不明だが、国土地理院の昭和42年(1967年)発行の地図には記述されておらず、国土計画局の昭和49年(1974年)撮影の航空写真には写っているので、その間に建設されたということになる。
構造 おもに5階建ての中層住宅(?)
解体 2000年頃までは北団地とともに立て替えの予定があったらしいが、コチラの情報によると石原都知事の案により(?)中止になったらしい・・・。
交通 JR西八王子駅から路線バスあり。京王バス 長房団地バス停まで 所要時間約12分、運賃170円、区間距離約2.4km(2008年11月現在)

交通アクセス 狭間駅 (京王高尾線) 1426m 徒歩21分
交通アクセス 西八王子駅 (中央本線) 1558m 徒歩23分
交通アクセス めじろ台駅 (京王高尾線) 1608m 徒歩24分
地図 MapFan.web
ゼンリン
Google Maps
Google Street View
参考サイト 私の東京陸軍幼年学校
★★★ 八王子市・長房町 ☆☆☆
その他参考 八王子図書館の二階に御陵線、幼年学校などの航空写真があるらしい。
「多摩 幻の鉄道―廃線跡を行く」 のんぶる舎
「わが武寮―東京陸軍幼年学校史」 1982(昭和57)年 東幼会
赤甍 東京陸軍幼年学校第46期生50年史 東幼46期生会 平成6年発行
「八王子盆地の風景―写真で綴る少し昔の八王子―」
八王子郷土資料館


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