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元山小学校(解体)跡地 小坂町 (未訪問)

訪問/撮影日 : 2007年1月19日10:17(パネル写真撮影)

元山小学校跡 小坂町

▲小坂鉱山事務所で展示されていた航空写真による元山(もとやま)小学校跡。

建築年 明治39年(1906)6月1日、小坂元山尋常高等小学校として設立。
昭和41年(1966)4月1日、小坂小学校に統合され、廃校となった。
昭和45年(1970)7月5日、記念碑除幕式が行われた。
現在ここには立派な石碑がたてられている。

元山小学校跡 小坂町

かつて、この場所には太平洋戦争で捕虜になったアメリカ、イギリス、オーストラリアの軍人約350人が収容されていたらしい。小坂町史によれば、彼らは鉱山冶金課と工作課に勤めさせられたという。これらは俘虜(捕虜)の待遇問題で戦後収容所責任者として数名の者がC級軍事軍事裁判を受け、鉱山従業員には重労働3年の刑を受けた者がいるのだそう。この場所が仙台第8分所(旧・東京捕虜収容所第10分所)かどうかは不明だが、少なくとも8名の外国人の死が報告されている。なお、尾去沢鉱山は仙台第6分所、花岡鉱山は仙台第7分所だった。

元山小学校跡 小坂町

▲空中写真[昭和50年 西津軽 1/10000 CTO-75-21 C60] NK-54-24-2 [22]に元山小学校などの跡地を書き込んでみたもの。
場所は多少間違ってるかもしれない。

参考
6月の最後の夜
戦時中の秋田県小坂町(インタビュー 01 03 05 ) 工藤進[PDF]
〈遺骨は叫ぶN〉 秋田県・小坂鉱山 逃亡者捕らえられると袋叩きに(朝鮮日報)
仙台第8分所(小坂鉱山)[pdf]
町と協力、慰霊碑建立も 旧小坂鉱山で同胞遺骨掘り起こし(民団新聞)
仙台俘虜収容所(BC級戦争犯罪人)

国土地理院・地形図での位置
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